真鍮製
2016/05/31
昭和硝子の風鈴
¥3500‐
昭和の手吹き硝子と、帯には教草さんの裂を合わせました。
素敵な古布を扱う”教草”さん
http://oshiegusa.com/
裂については、江戸か明治の年代。
詳細は不明ですが、袈裟(僧侶の衣服)だったのではないか、とおっしゃっていました。
いくつかありますが、裂、音ともにいろいろです。
風鈴の歴史 面白いですよ
http://www.edofurin.com/history2.htm
風鈴の原点である”鐸(サナギ)”についてはまた今度書こうかと思います。
風鈴で涼むという感覚が、現代人にもあることを願って。
2016/05/26
セタブンマーケット2016出展のお知らせ
世田谷文学館で6月14日(土)に開催される、
「古本と雑貨の蚤の市 セタブンマーケット2016」へ出展させて
いただくことになりました。
http://www.setabun.or.jp/event/list.html#event00206
古本、雑貨、コーヒー、焼き菓子、作家さんによるフリマなど。
また、イベントは館内ですが、当日外ではお祭りやってるようで、
ちょっと楽しみです。
浴衣でふらっといかがでしょうか。
ボージソワカは涼しげな酒器や、昭和硝子と帯に古布を使った風鈴、
真鍮製品など並べる予定です。
お立ち寄りいただけると嬉しいです。
2016/05/25
「まつり縫い」の由来
裁縫用語で、裾に見ることができる「まつり縫い」をご存知でしょうか。
時間がかかりますが、縫い目が表に響かずにきれいに仕上がります。
その由来を調べたところ意外なものでした。
ーハレとケー
ハレ(晴れ、霽れ).....儀礼や祭などの非日常
ケ(褻)....普段の日常
これを遡っていくと、
「ケ」は「けがれ」「けだるい」「もののけ」とかのケ
これはエントロピーが下がっていく様子。
「ケ」が重なるということは、充実が失われることです。
また「ハレ」はその逆で、エントロピーが増大していく様子。
虫歯で頬が「ハレル」はふくらむことですよね。
ケが続くと魂に力がなくなり、ハレが続くと祟りが起きる。
この二つを繰り返すことが重要でした。
そして古代中世では「ケ」に「ハレ」を導入することを「遊び」または「祭り」と表現しました。
長くなりましたが、ここで、まつり縫いとは.....
"布の端を折って糸を布の内側から外側に回しながら縫うこと"
これがつまり「ハレ」と「ケ」の縫い合わせになり、よってまつり縫いという名称が付いたということです。
....古人の底抜けの奥深さに、ドキドキしっぱなしです。
2016/05/08
2016/05/06
向源 ~仏教×神道×修験道~
"仏教×神道×修験道"
という講演を聴きに行ってきました。
登壇
僧侶 釈 徹宗氏(浄土真宗本願寺派僧侶)
神職 清水 祥彦氏(神田明神権宮司)
修験道 田中 利典氏(金峯山寺 林南院住職)
登壇
僧侶 釈 徹宗氏(浄土真宗本願寺派僧侶)
神職 清水 祥彦氏(神田明神権宮司)
修験道 田中 利典氏(金峯山寺 林南院住職)
日本は無宗教と呼ばれるけど、そうでもないかも?
のあたり、面白かったです。
宗教という言葉は、religionが和訳されて日本へと入ってきたものだそうですが、
このreligionには、キリスト教やイスラム教など、唯一神を崇める宗教の意味しか成していませんでした。
日本はこれには当てはまらないので、無宗教という表現になってしまうのではないか...........
ということです。
イスラム教徒のメッカ巡礼では、3日間で約300万人を動員します。
それに対し日本人は、お正月に約9000万人近い国民が、日本各地の神社やお寺に集まります。
(日本の人口が約1億2700万人........)
こんな国は他に類を見ません。
他にも結婚式だったり、お宮参り、七五三
道すがら神社に寄って涼んだり.........
でもクリスマスはそれで楽しいし........
その時、その場面で、気持ちのいいものへ流れることができる、懐の大きい国なのかもしれません。
2016/05/04
sofar sounds tokyo
昨日は"ラッキーオールドサン"の演奏を聴きに、新宿伊勢丹のsofar soundsへ
sofar soundsとは、ロンドン発祥のリビングルームなどのプライベートな空間で演奏するというイベントらしいです。
伊勢丹ではさすがにプライベートとはいきませんが、インテリアブースにて、販売中の?ソファーに座りながらゆったりと聴けました。
ラッキーオールドサンは男女ユニットで、どちらもボーカルをしたりするのですが、ここに、日本ならではの上手い下手を超えた良さがあります。
また今日はバンド編成だったので、ギターの田中ヤコブ君もいらっしゃいました。ギターがちょっと上手過ぎる彼ですが、ソロ活動の"田中ヤコブa.k.a家主"もまた最高なのです。
2016/05/03
大和言葉
日本には 橋、箸、端 など同じ読み方でも意味が異なる言葉がたくさんあります。
これらの語源をご存知でしょうか。
"ハシ"は二本の棒が平行に並ぶ状態を言います。橋や箸はこれですね。
ハシの派生では柱、ハシゴ
これは棒が縦に並ぶことを表しています。
また"ハ"には先端と末端を表す意味があったようで、端はそこからきています。
これに近い言葉だと"サキ"
家の境=柵、村の境=坂、国の境=境
海と陸の境=崎
これは全て境界を表します。
広義には、裂く・咲くもまた同じ
一見違うようで、イメージしてみると確かに境界を彷彿させますね。
日本の古語では一つで様々な意味を持つ言葉があり、後に中国の漢字を当てはめ今に至っているのです。
さて............こんな話も時々していきたいと思います。
2016/05/01
八戸えんぶり
八丁堀 書肆逆光さんで行われた、
八戸えんぶりに関するイベントに行ってきました。
えんぶりとは、重要無形民俗文化財に指定される青森県八戸の伝統芸能。
その年の豊作祈願のための予祝行事で、
個人的に一番気になったのは、どうやって伝承しているかですが.......
日本の伝統文化を継承するぞ!と気負うよりか、おじいちゃんからお父さんへ、それから息子へと、当たり前のように、ですが大切に受け継がれている様です。
また、中学にえんぶりの部活があるようで、その力の入れようには感心させられました。
御柱祭でもそう感じましたが、外部の者は起源とか伝統を重んじて調べたりしますが、実際に関わっている方々はそこはあまり気にせず、育った環境から備わる熱い想いだとか、お祭りだーー!という楽しそうな気持ちで打ち込んでいるようで、
そんな彼らに憧れを抱く私なのでした。
ただ、このような伝統芸能や祭が今からまた何十年、何百年と続いていくのかは少し心配であります。
(御柱では、子供には木落しに乗ってほしくないとおっしゃる親御さんも多かったです。)
陰ながら応援・紹介していく事が、存続の少しの支えになればと思います。
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