2016/06/23

金継ぎ教室 






書肆逆光さんで開かれている金継ぎ教室の様子。
講師は会津若松の漆作家、相田雄壱郎さん。
とってもクレイジーな相田さんと真顔でボケる逆光さんとのテンポのいいやり取りに、終始笑いが絶えない教室となっています。

毎回更新を楽しみにしている御二方のブログ 


相田さんの金継ぎはかなり本格的で、状態によって調合を変え、漆に糊、綿、木粉、砥の粉など色々混ぜます。
そして継いだ後も観賞用ではなく、また実用に戻るような繕いを教えてくれます。
また、金継ぎの方法はたくさんあるようですが、相田さん(と周りの方)しかやっていないような目から鱗の方法も教えていただきました。


相田さんはブログの商品紹介からも分かるように、本当に美しいものを作られます。
手に取って見せてもらった物は少ないですが、際の際まで美しいです。
極力機械は使わず、手作業で自然な形に仕上げているそうです。


また、骨董やカメラなども博識。
というか全体的に知識量が異常なので、とにかく毎回闇雲に質問を投げかけています。



漆を乾かすための室(むろ)。この4ヶ月で、骨董好きには堪らない風合いに。



残すところあと1回.....なんだかさみしい.....

2016/06/20

上諏訪の蕎麦屋 六三


チケットはもっと先まで買っていたけど、上諏訪の風情にやられ途中下車。

祖母のお見舞いを兼ねているため、許される時間は40分。

ぼーっと眺めることもできず今バスで通った大通りを早足で逆戻る

古い造り酒屋や籠屋
大通りでこれだけ古い町並みが残るとすれば、路地を曲がったらもっとすごいのかとそんな思いに駆られつつ、曲がる時間は無く。


ふと左にいい感じの引き戸のお店が現れる。

藍染、蕎麦、甘味、喫茶、調味料

張り紙の情報が処理できない。

誰も居る気配が無い。こんな時声に出したくなるのは決まって「ごめんください」


女性店主が奥から出てきてくれた。

話を伺えば、本業は古くから続く油、醤油、豆などを扱うお店らしい。

そして他にも蕎麦打ち、料理、藍染の布で服やなんかを作ったりしてるらしい。


予約のみの営業のため、(そもそも時間も無い....)その日は蕎麦を食べることはできなかったけど、中まで案内してくれた。

それがこの写真である。

こんなお店を作れたらいいけど、私が狙っても絶対作れない。
狙ってる時点で憚られる。
絶妙なバランスというやつだ。


右奥は江戸時代から残る蔵らしい。

食事処はまた別の蔵で、風除けのため?の新聞で周りを囲われた扉の中。
(もちろん茶色い古新聞に変化している)


その中は、仄暗く丸い和紙の照明がひとつ
そんな場所だった。

2016/06/19

中国陶磁


 氷裂文という涼しげな文様がありますが、
これは釉ぐすり自体が氷、というかもはや鉱物のよう。

年代は分かりません。中国の雑器中の雑器。
高台に大きなひびがあるので、窯出し後に破棄され、
その後発掘されたものと思います。

菓子鉢などにいかがでしょう。







こちらは清の染付茶碗。
東南アジアへの輸出用に作られたもののようです。
薄い造り、また見込みに雨漏りのような景色があります。

2016/06/18

古くも、何でもない花瓶と紫陽花



2016/06/17

牧野ヨシ ー 悠々と ー

祖母のお見舞いにかこつけて、実家のある長野へ出向き、物見遊山。

田園風景を横目に、こんな曲を口ずさむのでした。



N A G A N O





2016/06/08

営業日のお知らせ

急ですが、今週の営業はお休みさせていただきます。

....そうなりますと、次の営業は17・18日。
お店を開けられる日が少なくて済みません。





山桜桃屋

お友達が高円寺にお店を開きました。


美味しい和菓子とお抹茶

こうゆう空間を待ってました。
https://www.facebook.com/山桜桃屋-1138404389523902/?fref=ts









T A K A O


葉は光に透けること

靴が汚れること


恥ずかしくも、そんなことを思い出しました









2016/05/31

brass bangle

ストゥーパ ¥4000-

真鍮製











真鍮の栞



¥800-

いかがでしょう。
相手に気を遣わせない程度の贈り物にも......と思っています。



昭和硝子の風鈴




 ¥3500‐

昭和の手吹き硝子と、帯には教草さんの裂を合わせました。
素敵な古布を扱う”教草”さん
http://oshiegusa.com/


裂については、江戸か明治の年代。
詳細は不明ですが、袈裟(僧侶の衣服)だったのではないか、とおっしゃっていました。

いくつかありますが、裂、音ともにいろいろです。


風鈴の歴史   面白いですよ
http://www.edofurin.com/history2.htm

風鈴の原点である”鐸(サナギ)”についてはまた今度書こうかと思います。


風鈴で涼むという感覚が、現代人にもあることを願って。



2016/05/26

セタブンマーケット2016出展のお知らせ




世田谷文学館で6月14日(土)に開催される、
「古本と雑貨の蚤の市 セタブンマーケット2016」へ出展させて
いただくことになりました。
http://www.setabun.or.jp/event/list.html#event00206


古本、雑貨、コーヒー、焼き菓子、作家さんによるフリマなど。
また、イベントは館内ですが、当日外ではお祭りやってるようで、
ちょっと楽しみです。
浴衣でふらっといかがでしょうか。


ボージソワカは涼しげな酒器や、昭和硝子と帯に古布を使った風鈴、
真鍮製品など並べる予定です。

お立ち寄りいただけると嬉しいです。


2016/05/25

「まつり縫い」の由来







裁縫用語で、裾に見ることができる「まつり縫い」をご存知でしょうか。

時間がかかりますが、縫い目が表に響かずにきれいに仕上がります。
その由来を調べたところ意外なものでした。



ーハレとケー
 
ハレ(晴れ、霽れ).....儀礼や祭などの非日常
ケ(褻)....普段の日常


これを遡っていくと、
「ケ」は「けがれ」「けだるい」「もののけ」とかのケ
これはエントロピーが下がっていく様子。
「ケ」が重なるということは、充実が失われることです。

また「ハレ」はその逆で、エントロピーが増大していく様子。
虫歯で頬が「ハレル」はふくらむことですよね。


ケが続くと魂に力がなくなり、ハレが続くと祟りが起きる。
この二つを繰り返すことが重要でした。


そして古代中世では「ケ」に「ハレ」を導入することを「遊び」または「祭り」と表現しました。


長くなりましたが、ここで、まつり縫いとは.....
"布の端を折って糸を布の内側から外側に回しながら縫うこと"

これがつまり「ハレ」と「ケ」の縫い合わせになり、よってまつり縫いという名称が付いたということです。



....古人の底抜けの奥深さに、ドキドキしっぱなしです。

2016/05/08

AKASABI Hotel






頼まれていた座布団を納品

墨染めの古布で

2016/05/06

向源 ~仏教×神道×修験道~


"仏教×神道×修験道"
という講演を聴きに行ってきました。

登壇
僧侶  釈 徹宗氏(浄土真宗本願寺派僧侶) 
神職  清水 祥彦氏(神田明神権宮司)
修験道 田中 利典氏(金峯山寺 林南院住職)



日本は無宗教と呼ばれるけど、そうでもないかも?
のあたり、面白かったです。


宗教という言葉は、religionが和訳されて日本へと入ってきたものだそうですが、
このreligionには、キリスト教やイスラム教など、唯一神を崇める宗教の意味しか成していませんでした。

日本はこれには当てはまらないので、無宗教という表現になってしまうのではないか...........
ということです。


イスラム教徒のメッカ巡礼では、3日間で約300万人を動員します。

それに対し日本人は、お正月に約9000万人近い国民が、日本各地の神社やお寺に集まります。
(日本の人口が約1億2700万人........)

こんな国は他に類を見ません。



他にも結婚式だったり、お宮参り、七五三
道すがら神社に寄って涼んだり.........


でもクリスマスはそれで楽しいし........




その時、その場面で、気持ちのいいものへ流れることができる、懐の大きい国なのかもしれません。

2016/05/04

sofar sounds tokyo

昨日は"ラッキーオールドサン"の演奏を聴きに、新宿伊勢丹のsofar soundsへ


sofar soundsとは、ロンドン発祥のリビングルームなどのプライベートな空間で演奏するというイベントらしいです。
伊勢丹ではさすがにプライベートとはいきませんが、インテリアブースにて、販売中の?ソファーに座りながらゆったりと聴けました。


ラッキーオールドサンは男女ユニットで、どちらもボーカルをしたりするのですが、ここに、日本ならではの上手い下手を超えた良さがあります。

また今日はバンド編成だったので、ギターの田中ヤコブ君もいらっしゃいました。ギターがちょっと上手過ぎる彼ですが、ソロ活動の"田中ヤコブa.k.a家主"もまた最高なのです。




田中ヤコブ 

Nameless Deceased  
https://www.youtube.com/watch?v=PZZCr793eAs


サーフライドもたけなわで


2016/05/03

仔鹿ネット


八戸えんぶり イベント企画の仔鹿ネットさん
https://www.facebook.com/cojika.net

この方々の活動がこれからも楽しみ.......

大和言葉



日本には  橋、箸、端  など同じ読み方でも意味が異なる言葉がたくさんあります。
これらの語源をご存知でしょうか。


"ハシ"は二本の棒が平行に並ぶ状態を言います。橋や箸はこれですね。

ハシの派生では柱、ハシゴ
これは棒が縦に並ぶことを表しています。

また"ハ"には先端と末端を表す意味があったようで、端はそこからきています。


これに近い言葉だと"サキ"
家の境=柵、村の境=坂、国の境=境
海と陸の境=崎

これは全て境界を表します。

広義には、裂く・咲くもまた同じ

一見違うようで、イメージしてみると確かに境界を彷彿させますね。


日本の古語では一つで様々な意味を持つ言葉があり、後に中国の漢字を当てはめ今に至っているのです。


さて............こんな話も時々していきたいと思います。

2016/05/01

八戸えんぶり




八丁堀 書肆逆光さんで行われた、
八戸えんぶりに関するイベントに行ってきました。

えんぶりとは、重要無形民俗文化財に指定される青森県八戸の伝統芸能。

その年の豊作祈願のための予祝行事で、馬の頭を象った烏帽子を被り、頭を大きく振る踊り(所作?)や、その合間には無病息災・商売繁盛を祈願した大黒舞、恵比寿舞なども行われます。


個人的に一番気になったのは、どうやって伝承しているかですが.......

日本の伝統文化を継承するぞ!と気負うよりか、おじいちゃんからお父さんへ、それから息子へと、当たり前のように、ですが大切に受け継がれている様です。
また、中学にえんぶりの部活があるようで、その力の入れようには感心させられました。


御柱祭でもそう感じましたが、外部の者は起源とか伝統を重んじて調べたりしますが、実際に関わっている方々はそこはあまり気にせず、育った環境から備わる熱い想いだとか、お祭りだーー!という楽しそうな気持ちで打ち込んでいるようで、
そんな彼らに憧れを抱く私なのでした。


ただ、このような伝統芸能や祭が今からまた何十年、何百年と続いていくのかは少し心配であります。
(御柱では、子供には木落しに乗ってほしくないとおっしゃる親御さんも多かったです。)


陰ながら応援・紹介していく事が、存続の少しの支えになればと思います。